もう何年になるんだろう。こうして君を待つのは。

「いつになったら会えるんだろうね。」

 僕は空を見た。真っ黒の空に小さな光がいくつも輝いていた。

「来月は会えるかな。」

 呟きながら視線を道へと戻した。