「…ねぇ、ハッター…
どうしよう…
もし、もしもよ…?
チェシャが…
死んでしまってたら…」



震える体を
きゅっと抱き締める


もし、チェシャが
いなくなってしまったら…

私は…


「あいつはきっと大丈夫だ。
たかが剣一刺しで
やられるタマではない

しかし、
あいつらが傷の手当てを
するとも考えにくい

猫の傷の治りは早いが…
手当てがあるのと
ないのとでは違ってくる

…事態は一刻を争うかもしれん

今は、早く城に着くことが
最優先だ。いいか?」



皆がコクリとうなずく

だから私も強くうなずいた