あたしは昔の想い出を三人に話した。


男の子がくれた3つの飴玉。


そのうち一つは、小さなプラスチックの容れ物に入れてキーホルダーにしている事。


「ロマンチックねぇー♡」


「でも、もうその人の事諦めないといけないんだよね…」


愛花ちゃんが悲しそうに言った。


「仕方ないよ…あたしは企業拡大のために桜小路に生まれてきたんだから…」