「ふーん。」


「あたしはどっちかというと雪薔薇王子かなぁ。」


「彩莉は紅薔薇王子の良さを分かってないの!」


「琉偉は雪薔薇王子の良さを分かってないの!」


「雪薔薇王子はまさに王子様なの!」


「紅薔薇王子はちょいワル王子様なの!」


彩莉と琉偉はどっちがいいか騒ぎ始めた。


「ごめんね、絆奈ちゃん。二人ともいつもこういう感じだから…」


「あ、ぜーんぜん♪愛花ちゃんはどっちなの?」


「あ、あたしっ!?」