勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】



「じゃ、また昼休みな。」


希夢はポンと手をあたしの頭の上にのせて出て行った。


「かっこいいー♪」


「いいなー、桜小路さん。」


やっぱり人気だね、希夢…