勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】



「学校ついたら紙に書いてやる。」


「ありがとう。」


やっぱ優しいんだな…


学校の校門はすごく賑やか。


「見て、雪薔薇王子よ。」


「本当だー。」


「今朝もかっこいいねー。」


「でもさぁ…」