勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】



亜蓮は手を繋いで、靴箱まで連れて行ってくれた。


「ここが絆奈の。」


「うん。」


「お前のクラス1-Aはまず階段を3階まで上がるんだ。」


「階段…」


階段…


なぜか怖くなった。


「大丈夫。俺がいる。」


「ありがと。」


亜蓮はまた手を繋いでくれて、階段をあがり、職員室に連れて行ってくれた。