《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

「それで、この計画は、僕だけに伝えられた。

 ルナをこんな悪いことに、使われたくないと、日に日に、思いが増した。

 そして、とうとう殺した。

 操作ボタンも、壊した。

 だから、もう、安心して、自分の意思で動けるよ。」

 エクシリオンの、後悔している顔。

 何せ、エクシリオンを拾い、育てて大きくしたのも、エグフィーダのおかげ。

 たとえ罪を犯そうとしても、こんなに恩のある人だったら、簡単に命を奪えない。

 辛く、苦しかった、あの日。

 エクシリオンの頭によみがえってくる。


 ルミナミエも、その気持ちが伝わる。

 その証拠に、罪悪感を感じるから。


――シオンは殺したくなかった。私がバカだった。
   私がそう、勝手に決めつけて。――