《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

 アルベールだって、このローデンス家に恨みだってある。

 これは、互いに正義と思ってやられて、それの繰り返し。

 もはや、涙なしでは過ごせない。

 またポタリ、ポタリ、涙が落ちる。
 
 落ちた涙は、あちらこちらを濡らす。


「ルナが、あんなに悲しむとは思はなかった。

 僕は後悔した。

 ルナを悲しませるんだったら、拒否すればとよかったって。」

 エクシリオンも涙が一筋、二筋。

 ルミナミエはエッとびっくりする。


 
――シオンも、後悔しているんだ。――

 自分の行動や、言葉に恥ずかしく思う。