それからはとルミナミエは言うと、次第にエクシリオンが人間であることを受け入れられるようになった。

 ただ、受け入れると同時に、今までにない感覚に襲われる。


――この気持ちは何?――

 日に日に疑問が増していった。


 学校に通っていたころは、常に成績トップだったルミナミエ。

『何でも知っている。』

 こんな風に言われていた。

 だけど、彼女にも知らないことはたくさんある。

 現に、この変な感覚だって原因が分からない。