《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

「ならば、なぜだ。なぜ動物にした。」

「お前への愛だ。

 お前が二度と苦しい思いをしたくないから。
 苦渋の決断だった。」

 アルベールは地面に崩れる。

 二人は同情しない。


「お前の嘘で、何回だまされたと思っている!」

 怒鳴り声がこだまし、一瞬何も言えなくなった。

「嘘じゃない、真実だ。

 お前に嘘なんてつけるわけあるか。

 ルシア、ルシアスタ・・・。」

 もう、泣き叫んでいる。

 これでも同情しない。

 いや、二人の心は同情したくないという思いが強い。