《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

「よかった。」

 ルミナミエの声に反応しない。

「やっと目を覚ましたか。」

 アルベールの声にも反応しない。

 エクシリオンは、ただアルベールを見つめる。


「どうしたのか、ルシア。
 その瞳美は、何と可愛いんだろう。」

 聞くと恥ずかしいこと言って。

 しかし、これでも反応しない。

 仁王立ちして、ルミナミエでさえ恐怖を感じる。

「ルシアよ、この父にまだはむかうつもりか。

 こんなにお前を愛した父親だぞ。

 裏切らないでおくれ。」

 アルベール、涙を流すが、嘘泣きとしか思えない。