《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

 体が急に震えて、全身真っ青に染まろうとする。

 
――ミュウ姫様を死なせたことをいいことに、国中を私の敵にしようと・・・

   はぁぁぁ・・・――

 恐ろしいことを考えてしまった。

 慌てて打ち消そうとするが、時遅し。

 体温が一気に一度下がった気がした。


「ルナ!」

 廊下中に声が響き渡る。

 エクシリオンは無意識にルミナミエに最も接近する。

 動けばぶつかりそうなくらいに。

 ルミナミエは、髪をぐしゃぐしゃにしながら、頭を抱えている。

 呼吸がますます荒くなる。

 もう、いつ酸欠で倒れてもおかしくはない。