《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~

 外は相変わらず、ワーワーと言っている。

 一つ一つの言葉がどんどん傷を広げるが、王の軍隊が出る安心感がそれを埋めている。

 次第に、おごりっと言うものが出てきたような気がした。


「王の軍隊が来たぞ!」

 リッセーロの力強い声に、ルミナミエは目をキラキラさせる。


――これで、もう解決・・・。――

 まぶしい光が、ルミナミエたちを襲う。

 いつもとは違う光であったことは事実。
 だから、思わず目をつぶってしまう。

「うわぁぁぁ。」

 男たちの声らしき悲鳴が響き渡る。

 一体どちらの声なのか。

 いつの間にか光が消えていて、目を開けた。

「・・・・・・・・どっ、どういう、ことだ!!」

「リッセーロ、どうした?」
「どういうこと。」
「えっだっちょ。」