「そう…よ。好きなの」

 藍原さんは、顔をさらに真っ赤にさせて、視線を僕から外した。「好きなの…」とまた言った。

 初めて…告白された。何だこの感じ。今までにない感情が、僕の中から溢れだしている。
 さっきまであんなに苦手としていた藍原さんが、今では可愛い女の子に見える。

「付き合って……くれますか?」

 ぶっきらばうにそう言う藍原さんが、無性に可愛い。

「うん。付き合おう」

 自然と、笑みが溢れる。
 藍原さんと、視線が交じりあった。でもそれもほんの数秒だけ。
 藍原さんはまた視線をそらし、微笑んだ。


 このクリスマスは、今までにないほど最高のクリスマスだ。