「・・・石本・・・殿・・・?」 「あっ!何でもないよ!!」 ・・・危ない、危ない・・・。 「そういえば、なんでここにいるの?」 「・・・拙者は・・・道び迷ってしまって・・・」 ユキ君が、顔を真っ赤にしながら言う。 ・・・かわいいなぁ・・・。 「そ、そうだよね! まだ、引っ越してきたばっかりだもんね!!」 ユキ君は、私に紙を見せた。 「・・・住所、これなんですけど、拙者、まだ日本語があまり読めなくて・・・」 ・・・こんな偶然・・・ある?