恥ずかしくて顔が赤くなってくのがわかる。




奈留は一瞬キョトンとして、笑いだした。





「あははははは!!」

「笑い事じゃないもん…。」

「ごめんごめん!!だってあの人気者桃華が人と喋れなくなるなんてね?」

「もう!!」





人気者なんかじゃないし、誰とでも話せるってわけじゃないもん。





あたしはそんなにスゴい人じゃない。






「でもまぁ、それは頑張れしか言えないかなぁ。慣れるまでは大変。」

「やっぱり?あたしなんかほぼ初恋だし…。」

「なんか桃華がさらにカワイイ♪どうしてもしんどくなったら要とあたしの間に割り込んでいいよ?」

「そんなの出来ないよ…。」






今いいかんじみたいだし。




奈留だけじゃなくて要にも悪いじゃん…。






「あはは!!まぁ、頑張れ♪」

「それしかないじゃん!!」





こうしてトイレでの女子会議は終わった。




席に戻ると、蓮が赤い顔をしてた。






「な、なんかあったの?」

「…なんで?」

「だって蓮、顔真っ赤…。」

「うるせぇ!!元々こうだ!!」






絶対嘘じゃん。