今…伝えたい。






「蓮くん!あのね?」

「ん?」





2人で立ち止まった。





「あいつら見えなくなった。」

「蓮くん、あたしのことまだ好き?」

「うん。」





即答!




自分で聞いといて恥ずかしい。






「あのね」

「はい。」

「あたしも…好き。」

「は…俺?」

「そうだよ。」






蓮くんの顔を見れない。





だけど見たくて、ゆっくり少し目を向けた。






「やべぇ…こんな嬉しいと思わなかった。」

「蓮くん…」





お互いに顔真っ赤で、お互いに照れて





だけど、蓮くんはゆっくりあたしを抱きしめてくれた。