羽織っていたコートとマフラーをハンガーにかけると、冷たい、冷たい色をしている水色のベッドに弱々しく飛び込む。 感触は柔らかいけれど、色と同様にぬくもりなど微塵も感じなかった。 冷たい、ただ、それだけ。 内心、冷たいのは当たり前で、色だって実際のところ関係ないと思う。 けど、どうしてもそう考えてしまう自分がいるのも事実だった。 そして今日も、冷えたベッドの中で 「…っく」 外に漏れない様出来る限り声を押し殺し、布団と毛布をいっぺんに被せ、頭の芯まで潜りこんで。 ひとり、泣く。