「サリー、久しぶりだな。元気してたか?」 「…まぁね…」 ゲンと会うのは、半年ぶりだった。 「あいつの部屋を片付けてたら、これ見つけてさぁ…」 渡されたのは、小さな黒い箱だった。 「何んなの?」 直ぐさま、ゲンが言った。 「開けてみ!」 あたしは、言われるがまま その箱を開けた。