「科は違うけどさぁ、お前と同じとこ行くわけだし 隣に居ちゃ駄目か?」 「……」 キミの事、忘れるなんて あたしには出来ない。 出来るはずがない。 それなのに、シンジは続けた。 「春休みの間に、考えておいて! 話は、それだけだから じゃあ~」 シンジは、そう言い残し 去って行った。