あたしの悪阻は、日に日に酷くなり 家事をこなせる状態ではなかった。 何も喉を通らない為、1週間に1度 病院へ行き点滴を受ける。 こんなあたしを観ていても、タカシは知らん顔で 家でゲームをするか パチ屋に出掛けてしまう。 子供をどうするかなんて、考えてるまに 下ろせない時期になってた。 あたしは、悪阻に悩まされる日々が 7ヶ月も続いたのだ。