電話を切って、ぼーっとしてたら 母さんに声を掛けられた。 「どうしたん?」 「…来週の休みに、親連れて来るみたいだよ!」 「はぁ~? 何しに?」 「それ、あたしもさっき言ったから!」 「何準備したらいいん? 嫁に下さい! とかの、挨拶にくるんでしょ?」 「知らないよ~」 あたしは、母さんをそのまま残し 部屋で休むことにした。