「ルナ…。」 ミラの手をそっと握るルナ。 「ルナ、ありがとう。 だけど、一つだけ質問をしてもいいかしら?」 「…なんですか?」 「あの時って一体何のことなの?」 父もジゼルも、教えてくれない。 唯一知っているのは、 真実かわからない夢で見た母との再会。 そこで知ったジゼルと昔、出会っていたということだけ。