「ミラ、カインが馬車を用意してくれてるの。 よかったらそれに乗って話さない?」 「馬車があるの?」 「えぇ。 カインが買ったのよ。」 「そうなんだ! いいわよ。」 ミラは、 そんな馬車を買えるような大金がどこにあるのかと、 失礼ながらも思ったが、 カインが待っているという馬車までカイラと歩いていった。