真っ白な世界で、 どんどん遠のいていく男の子。 待って!! 行かないでっ!! 私をもう、一人にしないで!! お願いだから!!! 一人にしないで……。 「ら…ミ…ラ……ミラっ!!」 ジゼルの声で起き上がるミラ。 「ミラ、うなされてたけどどうかしたのか?」 「だ、大丈夫。」 今のは、夢…。 でも、男の子の影が懐かしく''あの中''では感じた。