達也は意地悪そうにニヤッと笑い、中腰になって瑞希の肩に手を掛け、もう片方の手でデコピンの態勢に入った。
と、その時、瑞希の肩に掛けた手がジャージの滑りやすい生地でズルッと滑り、達也は前のめりに態勢を崩してしまった。
「うわっ」
「きゃっ」
華奢な瑞希が達也の大きな体を支えられるわけもなく、ソファーに倒れ込んだ瑞希の上に、達也がのしかかる格好になってしまった。
しかし瑞希は意外にも冷静で、すぐ目の前にある達也の、整った顔を大きな目で見つめた。
(綺麗な顔…)
そして、瑞希の顔に降りかかる達也の吐息からは、爽やかなミントの香がした。
達也は、目の前で自分を見つめる瑞希の黒い瞳に、吸い込まれそうな気がした。
そして、瑞希の少し開いた、サクランボのような唇から発する甘い臭いに、今すぐそれを味わいたいという、強烈な衝動に駆られるのだった……
と、その時、瑞希の肩に掛けた手がジャージの滑りやすい生地でズルッと滑り、達也は前のめりに態勢を崩してしまった。
「うわっ」
「きゃっ」
華奢な瑞希が達也の大きな体を支えられるわけもなく、ソファーに倒れ込んだ瑞希の上に、達也がのしかかる格好になってしまった。
しかし瑞希は意外にも冷静で、すぐ目の前にある達也の、整った顔を大きな目で見つめた。
(綺麗な顔…)
そして、瑞希の顔に降りかかる達也の吐息からは、爽やかなミントの香がした。
達也は、目の前で自分を見つめる瑞希の黒い瞳に、吸い込まれそうな気がした。
そして、瑞希の少し開いた、サクランボのような唇から発する甘い臭いに、今すぐそれを味わいたいという、強烈な衝動に駆られるのだった……



