校庭の桜がだんだんと葉桜に変わっていく。 雪兎と時春の周りは少しだけ賑やかになった。 ハル、うさ…と自分達を呼ぶ友達が出来た。 真白家での二人の生活にもリズムが出来つつある。 時春が料理をこなし、雪兎は手伝いと掃除、洗濯… 時春は相変わらず雪兎に甘く、甲斐甲斐しく世話をやく 季節は春から夏に移り変わろうとしていた――――……