学校は想像してたとはいえ かなり ――――ウザかった。 時春は雪兎と離れてしまった自分のクラスで頬杖をつき、長い足を組んで座っていた。 それだけでも絵になる美形を女の子達は遠巻きに見つめていた。 雪兎以外にまるで興味のない時春は、自分への視線などどこ吹く風なのだ。 うさもいなくてつまんねぇし…HR始まるまで寝るか…。 そう思って目を閉じようとした。 ……が、