俺様黒猫

そんな綺麗な目をうるうるさせるなんて反則だよぉ。



「クロ助ー、君も天パ?……じゃないね」



でも、これ以上この子を雨に晒せたくないし。




連れて帰るかぁ…


飼うかどうかは後にしよ。

誰かに譲ればいいし。



「クロ助、もう寂しくないよ」





その綺麗な毛並みを優しく撫でてから、クロ助をそっと抱きあげた。