驚いて固まる私に、悠哉さんは真剣な眼差しを向ける。



「俺だって…離したくねぇし、離さない…。今夜はずっと…傍に居たいから。」

そう言うと、瞬く間に唇を重ねた。



「んんっ……」


何度も口付けられて、息継ぎも上手く出来ない。


ようやく離れたかと思えば、今度は額やまぶた、頬へとキスが落とされていく。


「ひゃっ…」


そして、今度は首筋。


触れられた感触で、ビクッと体が反応してしまった。


「ここ、耳と同じくらい弱いんだな…。」


意地悪っぽく笑う悠哉さんに、顔が熱くなる。


首筋を覆ってしまおうと、手を伸ばしたけれど…


「それはダメだろ?」


あっさりと手を掴まれて、ソファーに沈められてしまった。