私が そう聞き返すと、 レイミさんは、 鏡越しに 優しく見つめて言った。 「そう。 これから、 努力したって 充分、間に合うわよ。 …私だってね、 今まで、 いっぱい ハンデを背負ってきたの。 だから、 人一倍 努力してきたのよ。 これからだって、 もちろん 磨いていくわ。 だって、 自分を磨く努力に 早い遅いなんて、 関係無いじゃない!」 遠夜も、 それを聞いて頷いてくれた。