私は、
首を傾げて言った。
「んー。
実はね、
少し迷ってるかも。
ケジメは着けたい!
…それには、
やっぱり…。」
「辞めるしかないのかな?」
って、
言いかけた時。
レイミさんが、
私の両肩を
バシッと叩いて言った。
「何、
路頭に迷ってるのよ!
逃げ出しても、
仕方ないじゃない。
もっと、堂々としなさい!」
レイミさんは、
喝を入れるように
続けて言った。
「今から、
そんな弱気でどうするの?
過去の事なんて、
うじうじ
言ってても、
仕方ないのよ!
それより、
これから、
どうするかの方が大事!」
「これから?」

