○7○ 梓は、何食わぬ顔で言った。 「遠夜! ちょうどいい所に来た。 お前に話があったんだ。 実はさ、 今朝の 俺と美紀とのドラマの話。 あの件のだけど、 やっぱ、俺が”相手役” やることにしたから。 ヨロシクな!!」 衝撃的な出来事の連続で、 私の頭は、パニックしていた。 けれど、 その聞き捨てなら無い言葉を 耳にしたのは、 一瞬で 理解できた。 ドラマ? 何の話? しかも、 私とのって??