私は、大きく息をついて、 次の授業の用意を始めた。 「…どうでもいいけど。 これから、体育だから、私、準備あるし。 …邪魔するなら、 どっか行ってくれない?」 私が、冷たくそう言うと、 梓は。 ゛バン!゛ と、強く机を叩いた。 な、なに? 私は、思わず、梓を見た。 梓は、これまでにも無い位、 機嫌の悪そうな顔をしていた。 「な…。」 思わず、声を失った。