「み、美紀ちゃん! 君なら、いつか、そう言って、 やる気を出してくれると思ってたよ!」 社長は、涙を浮かべて、そう言った。 こうして 私は、一人で二人の人生を 歩む事を選んでしまった。 …後で、考えてみると、 『なんて無謀な事をしたんだろう…。』 …って、我ながら呆れてしまう。