とりあえず、この場をなんとかしなきゃ。 痛いし。 ここで止まってても、 邪魔になっちゃうし。。。 …そうだ。 脱いじゃお。 「…おい。」 「ん?」 私は、梓を見上げた。 梓は、片方の眉を上げて、私を見下ろしていた。 「何よ!! そんな、ジロジロ見ないで! 痛いから、靴脱いじゃうの!! 別にいいでしょ? 本番、終わったんだから!」 私は、そう言うと、靴を脱いだ。