そんな、私の反応に、

梓は、平然とした表情で言った。









「あんたの方が、

ピアノ弾けるだろ?

まぁ…少し、

不安定だが…。




全然マシだ。」











カチン!!






何よ!!

頭に来るその言い方は?!




確かに当たってるけど、、、

そんな言い方無いじゃない!!





私は、グッと噛み締めて、

梓を思いっきり、睨みつけた。





梓は、そんな私を見て、

困った表情をした。









「な、なんだよ!!

その顔は?!



当たってんだろ?!






…んま、まぁ、

そんなのどうだっていい!





それよりどうなんだよ?





出来るのか?

それとも、無理なのか?」











私は、ムッと来た。






が、

今は、時間が無い

と言うのを思い出し、




ここは、抑えて…。









よく考えて、まじめに答えた。












「…う―ん。

難しいなぁぁ。。。




完全とまでは、いかないけれど、




頑張れば、形位には…。」









そんな、曖昧な私の答えに、

梓は、

嬉しさ混じりの声で聞いてきた。









「どの位だ?

どの位で出来るんだ??」