説明しよう!
そう、私は声楽でも、
オペラやミュージカルなど、
クラシック的なのが大好き!
ポップス・邦楽は、
私の音楽主義に反すると、常々思っている。
レゲエ?
ラップ?
そんなの歌じゃない。
ただ、リズムをとって、
言葉を並べてるだけじゃないか。
あんなの、感動なんて全然しないやい!
なるほど、私の隣にいるのは、
『ポップス』の中で、ヒットしてる、
謎に包まれた歌手。。。ってとこか。
この社長は、ベルの芸能?事務所の社長さん
ってとこだな。
社長は、一瞬固まっていたが、
一気に笑い出した。
「あははは!
君、冗談はよしなさい。
そんな格好してるってことは、女子高生なんだろう。
そんな冗談は、通じないよ。
もっと、マシな嘘はつけないのか?!
ははは!
面白いなぁ。
今時、クラシックしか聞かないなんて、
ある訳ないだろう。」
社長は笑い転げた。
その瞬間、私の『プライド』に、ヒビが入った。

