「まぁ、頑張ってよ、りいな」


「あ、ありがとうございます」


龍也さんがお店を出てった。

いったい何だったんだろうか。


「あいつ、りいのこと呼び捨てにしやがった。」


「ヤキモチやきな、旦那さん」


「うっせ」


するとキャストがぞろぞろ出勤しはじめた。


そして開店前の集会。


「うし、集まったな」


京介なんていうんだろう。


「今日は話あんだけど、華恋」」


「あ、はい」


周りがざわざわする。


「あたしは、今日で夜の世界を
ぬけます」


みんながもっとざわつく。


「こいつは、腹んなかにガキがいんだ」


「うそ、誰の子ですか?」


「俺の子だ」


「ちょ、京介」


「俺はこの店の代表続けるけど。」



「いつから付き合ってたんですか?」


「んと、1年ちょっと前くらい」


「そんなに?」