戻ってきた
美姫さんは、
なにもなかったように
やんわり笑っていた。
すごい・・・。
やっぱり、ナンバーワンは
すごいんだ。
コンコン
ノックが響き、
ボーイが入ってきた。
「美姫さん、愛那さん。指名です。」
そう言って、二人は立ち上がり、
ヘルプの二人もたった。
菜穂と美鈴も
あたしを見下ろし自慢げに立った。
「あたし、今日のヘルプ、華恋ついて
くれる?」
美姫さんがあたしを指した。
「え?」
菜穂と美鈴は
これでもかってゆうくらい
あたしにガンとばし。
「あ・・・はい」
あたしは、シャネルの小さいバックを
持って、ホールに出た。
シャンデリア・・・。
革張りのソファ・・。
お酒のニオイ・・・。