毎日私にあいさつをしてくれるその声に私は顔をあげた 「中山さん、先生が呼んでるよ」 にっこり微笑むその顔に、思わず見惚れてしまった 「中山さん?」 はっ! いけないいけない と、ととととととりあえず、返事をしなきゃっ 「あ、あっありがとう小島君」 どもりまくった私の返事にも、笑っていいよと言ってくれる小島君はやっぱり素敵だと思う 小島君との初めての会話は、わずか10秒でおわってしまった