恋するサンタクロース

「いやー、さすがに女の子に庇ってもらうんは男としてどうか思うし、それで了解してくれへんか?」

「8割。 譲りませんから」

「エレナちゃんが2割負担ってことやね」

「違います!」

自分の発言を反対にとる長門に言い返しつつ、エレナはどこかでこのやり取りを楽しんでいた。