「――…っ」 顔に熱が集まる。 視界が熱く緩んで、どうしようもなくなる。 何これ。 「え、え?」 挙動不審になって辺りを見回すあたしに、しずは穏やかに微笑む。 その手があたしの頬に優しく触れた。 「…熱い」 改まってそう言われるとものすごく恥ずかしい。 あわてて顔を背けると、彼はあたしの手をとって自分の頬に当ててきた。 しずの頬も、あたしと同じぐらい熱くて赤かった。 寒さがやわらぐ。 外で降る雪が、すごく優しい。 「かなは俺のこと、好き?」