alternativeⅡ

決してグローレンの熱意に絆された訳ではない。

人類もAOKも、どうなろうと構わない。

どちらが根絶やしになり、どちらが滅亡しようと知った事ではない。

蒼真の考えは、これまでと何も変わってはいない。

しかし。

「妹は…」

蒼真は呟く。

「真生は一人で死んでいきました…きっとあの世では独りぼっちで、寂しい思いをしている筈です」

腰に下げた軍刀をギュッと握り締める。

「少しでも多くのAOKを殺して、真生の所に送り込んでやります…あんな化け物でも、真生への手向けにはなるでしょう…」