鬼気迫る表情で軍刀を握り締め、敷地内をのし歩くルシファー。
彼と視線を交錯させる事すら憚られる。
誰もが彼と関わる事を恐れ、忌み嫌って避けて通る。
それでも。
「もう止せ」
アレクセイだけがルシファーの前に立った。
「あぁ?何だお前…お前が僕を殺してくれるのかぁ?」
顔を突き出し、挑発的な表情でアレクセイに食って掛かるルシファー。
「私の方が階級は下だが、対等な言葉遣いで失礼する…陸軍特殊作戦軍団フォートブラッグ基地所属、アレクセイ・ラゼスタ大尉だ」
「ふぅん…」
彼の手にする軍刀を、ルシファーはチラリと見る。
「10式近接戦闘用軍刀を持っているって事は、お前も僕と同じ完全抗体保有者だね…くくっ…僕の姿をよぉく見ておくんだね。明日は我が身って奴だ」
ルシファーは自虐的に笑う。
「お前も死ねば、僕みたいに体をいいようにいじくられて『失敗作』にされるかもしれないんだ」
彼と視線を交錯させる事すら憚られる。
誰もが彼と関わる事を恐れ、忌み嫌って避けて通る。
それでも。
「もう止せ」
アレクセイだけがルシファーの前に立った。
「あぁ?何だお前…お前が僕を殺してくれるのかぁ?」
顔を突き出し、挑発的な表情でアレクセイに食って掛かるルシファー。
「私の方が階級は下だが、対等な言葉遣いで失礼する…陸軍特殊作戦軍団フォートブラッグ基地所属、アレクセイ・ラゼスタ大尉だ」
「ふぅん…」
彼の手にする軍刀を、ルシファーはチラリと見る。
「10式近接戦闘用軍刀を持っているって事は、お前も僕と同じ完全抗体保有者だね…くくっ…僕の姿をよぉく見ておくんだね。明日は我が身って奴だ」
ルシファーは自虐的に笑う。
「お前も死ねば、僕みたいに体をいいようにいじくられて『失敗作』にされるかもしれないんだ」


