向かった先は練武場だった。
体育館ほどの広いスペースがあり、普段はそこで多くの兵士が格闘術やナイフ術の訓練に勤しむ。
流石に今日は時間が時間だ。
アレクセイ以外の兵士は見当たらない…と思っていたが。
「何やってるんですか大尉、こんな夜中に」
高い声が、暗闇の中から聞こえる。
特に驚く様子もなく、アレクセイは振り返る。
「君こそ何をやっている、マーガレット軍曹。夜中の0時を回っているぞ?」
アレクセイの視線の先には、ようやく二十歳になるかならないかといった風情の女性兵士が立っていた。
マーガレット・フリーデン軍曹。
フォートブラッグ基地所属の一般兵士。
まだまだ訓練中の身だが、来年辺りアレクセイのいるデルタフォースの入隊選抜試験を受けようと考えているらしい。
「私は月夜の散歩ですよ」
どうやらアレクセイと同じく寝付かれないクチらしい。
マーガレットは柔らかく微笑んだ。
体育館ほどの広いスペースがあり、普段はそこで多くの兵士が格闘術やナイフ術の訓練に勤しむ。
流石に今日は時間が時間だ。
アレクセイ以外の兵士は見当たらない…と思っていたが。
「何やってるんですか大尉、こんな夜中に」
高い声が、暗闇の中から聞こえる。
特に驚く様子もなく、アレクセイは振り返る。
「君こそ何をやっている、マーガレット軍曹。夜中の0時を回っているぞ?」
アレクセイの視線の先には、ようやく二十歳になるかならないかといった風情の女性兵士が立っていた。
マーガレット・フリーデン軍曹。
フォートブラッグ基地所属の一般兵士。
まだまだ訓練中の身だが、来年辺りアレクセイのいるデルタフォースの入隊選抜試験を受けようと考えているらしい。
「私は月夜の散歩ですよ」
どうやらアレクセイと同じく寝付かれないクチらしい。
マーガレットは柔らかく微笑んだ。


