alternativeⅡ

「予測地点割り出しました!」

オペレーターが叫んだ。

「国連軍特殊作戦軍団フォートブラッグ基地付近に落着と予測!落着時間…」

ジムの顔を見たオペレーターは、今にも泣き出しそうだった。

「約1分後!」

「くそっ!」

ジムが机に拳を叩きつける!

最早警報も間に合わない。

管制室の全員が、このまま指を咥えて見ている他はない。