そして。
「……!」
妃の隣に立つ人の気配。
それに気づき、彼女は目を見張る。
蒼真が妃の隣に立ち、真っ直ぐに前を見据えていた。
「お、沖田少尉…あの…」
何事か告げようとする妃に。
「最早語るべき事はない筈だ」
視線すら交錯させる事なく、蒼真は呟いた。
それは妃にだけではない。
アレクセイやシオンに対しても告げられた言葉。
「もう終わりにしよう。この戦いを以って、完全抗体だの一般人だの下らない差別がなくなるように…元凶たるAOKをこの惑星から追い出す」
同じ人間同士で、区別や差別などもううんざりだ。
それは蒼真の決意の言葉だった。
決意は他の隊員達にも伝わる。
アレクセイ、シオン、妃の三人は強く頷いた。
「……!」
妃の隣に立つ人の気配。
それに気づき、彼女は目を見張る。
蒼真が妃の隣に立ち、真っ直ぐに前を見据えていた。
「お、沖田少尉…あの…」
何事か告げようとする妃に。
「最早語るべき事はない筈だ」
視線すら交錯させる事なく、蒼真は呟いた。
それは妃にだけではない。
アレクセイやシオンに対しても告げられた言葉。
「もう終わりにしよう。この戦いを以って、完全抗体だの一般人だの下らない差別がなくなるように…元凶たるAOKをこの惑星から追い出す」
同じ人間同士で、区別や差別などもううんざりだ。
それは蒼真の決意の言葉だった。
決意は他の隊員達にも伝わる。
アレクセイ、シオン、妃の三人は強く頷いた。


