alternativeⅡ

更に拳を振り上げ、蒼真を殴ろうとする隊員。

その手を。

「!」

アレクセイが止める。

「いい仲間を持ったな、沖田少尉」

「……フン」

隊員を押し退け、蒼真は口元の血を拭って大会議室を出て行く。

「あ…」

彼と擦れ違った妃が、何事か声をかけようとするが。

「大丈夫だよ」

隊員が声をかける。

「さっきまでが『ツン』だったからな」

その隊員の顔に、ニッと笑みが浮かぶ。

「今度あんたの前に戻ってくる時にゃ、『デレ』になってるよ」